投稿日:2016年08月23日
これも鷲原七不思議のひとつ。
大きな松なのに数ある枝の中でも
一本だけ妙に茂ったのがあり、
これが何とも不思議だというわけである。
絵の左右の枝ぶりを比べると歴然としている。
我々は初め片側一方だけ、枝が元気に
茂っている松と思っていた。
その目で見るとそうした松は沢山ある。
弥栄神社の川べりの松なんかは見事な片枝の松である。
片方は北向きで日が当たらず、片や反対は南向きでその下は川面の反射ときているから
育ち放題である。見事な片枝の松になっている。
しかし、鷲原の松は一枝だけなのである。だから不思議なのである。
(女松へ男松の枝一枝ありと城下町絵図の中には記している。)
一枝だけということになると、日当たりだけでは理由がつかないのである。
分かっている人がいたら教えてほしいものである。
ちなみにこの松も先ほどの時雨の松も今はもうない。
格斎さんは七不思議といって二つしか紹介していないが、これも不思議だ。