投稿日:2016年08月18日
中世の遺構を残す我が国唯一の馬場ということで有名な鷲原公園である。
ところがここはもう一つの顔を持っている。
それは有事における砦、出丸のような役目を持っているということだ。
その目で見ると、前は川、そして道に沿って土塁(築山)
それから馬場を挟んでもう一つの土塁(築山)
二重の土塁に守られているのだ。
八幡宮の楼門も高欄を巡らせ上から狙えるようになっている。
実はこの八幡宮の上に道があり城山に続いてるのだ。
だからここは何としても食い止めねばならぬ重要な守りなのだ。
陶晴賢との戦いのとき焼かれてしまったが、ここが戦場であった証拠だ。
城の南の守りとしてこの鷲原公園をみると、また違ったものが見えてきて興味は尽きない。