投稿日:2016年07月13日
実は22図は大橋というタイトルなので、
格斎さんは大橋を描きたかった訳で、
この人物たちを描きたかった訳ではない。
だがそれにしてはこの人物たちの比重が重たい。
格斎さんは解説の中で「昔はあまなき反り橋だったが今はあまある反り橋」になったと何か面白くなそさうである。
「あまある」とはどこにでもある一般的なと訳しているのだが、
この意味でいいのかどうか、よく知る人がいれば教えていただきたい。
しかしここの人物、特にこの男女は玆監公と深いつながりを持つ人物には違いないだろう。
今の今まで花菖蒲の咲く嘉楽園で話していたのかもしれない。
位は高いが、ややお遊びが好きな侍のようにも見えてくる。
あの羽織の着方。腕を通さずいなせにかけている。
女性も腕を通していない。このくだけ方は武家の御婦人ではなさそうである。
手に持つ花菖蒲、花言葉は「うれしい知らせ」「信頼」というものだそうだが。
この橋を渡った後何があるのやら?
皆さんはどう思われますか。