投稿日:2016年06月08日
第7図にやっと殿様がお出ましになりました。
玆監公は養老館教育において文武両道を奨励しましたが、
こうして自らも率先して武の稽古に励んでいました。
幼少の時は、尾州竹林派の射術を学んでいたとあります。
太刀持ちの小姓がいて殿様とわかったのですが、
今のSPと同じように、まったく視線は違う方向を
見ているところが面白いですね。
殿の後ろを見張っているというところでしょうか。
殿の矢が命中しようがしまいがどうでもいい、何かがあれば真っ先に身を投げ出す、
そんな役目なのでしょうね。
でも御小姓役は、結構出世コースでもあったようですよ。
現在藩侯館の跡地は津和野高校の敷地になっていますが、
津和野高校には弓道部があり、文武両道は今も続いています。