百景図よもやまばなし

記載年月日の謎

投稿日:2016年04月28日

描かれた百枚の絵の解説には、必ず記載年月が書かれてある。

ということはこの絵を描いた時が分かるということだ。

第1図解説に大正2年に記すとある。第2図も同じ。

第3図大正2年12月。第4図大正2年6月。第5図明治45年6月。

えっーということは百景図は、順番に描いた訳ではないのか。

調べてみると、明治43年4月は6枚。明治45年6月が19枚。

大正2年6月が31枚、12月が40枚。月がないのが4枚。

それらが古い順ではなくばらばらに出てくる。

実は百景図は、絵を描いた時とその絵の解説を書いた時は違っているのだ。

絵は明治43年より描き始め、大正2年12月に終わっている。解説は時々まとめて一気に書いている。

そして最後に順番を入れた。そう考えるのが順当なようだが、どうだろう?

ちなみに明治44年は1枚もない。4が重なるのを避けたのであろうか。?

  

共有: