投稿日:2016年04月22日
この百景図は、亀井家の以曽志乃屋(いそしのや)文庫に収められたものである。
いそしのやとは 、格斎さんが仕えていた11代津和野藩主(亀井家12代)亀井玆監公の諡号なのだ。
玆監公は神道により、死後「謹斎命」(いそしのやのみこと)という神になったのである。
謹斎には「つつしみつとめる」という意味があり、玆監公の生き方そのものを象徴するような神号である。
ちなみに、玆監という字は「これみ」と読むが、明治以前は「これあき」と読んでいたそうである。
なお、以曽志乃屋文庫は現在津和野町が所有している。