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【次は6・7ホタルバス】5・18古地図ウォーキングご報告 後編

投稿日:2019年05月31日

みなさん、ごきげんよう/

5月18日の古地図ウォーキング報告後編です。
コース前半(エントリーはこちら)は津和野城跡を中心に、お城山を下山するルート。山城の遺構を中心に解説しましたが、植生も貴重だということです。その辺のことも勉強してみたいですね。

  

後半のルートは、鷲原八幡宮から津和野高校横の駐車場(スタート地点)へ向かいます。
鷲原八幡宮では大杉、1568年に遷宮された御神殿、中世の雰囲気を残す日本最古の流鏑馬馬場などを見学。ここで、地元で田中とよしさんが解説してくださいました。
とよしさんは鷲原八幡宮をお世話してくださっている方で、津和野の歴史にも神様にもとても詳しい方です。味わい深い解説でした。

 

  

津和野百景図第32図 鷲原口屋外と

  

鷲原八幡宮の後は、現在も残る古地図の道を歩きつつ、スタート地点へ。
鷲原には口屋(門)があり、その門までがいわゆる城下町でした。鷲原八幡宮は城下町の南を守る守護神だったのかもしれません。

  

  

鷲原に残る古地図の道に、城下町に特徴的に見られるクランク状の道路があります。「鉤の手(かぎのて、かいのて)」(鍵型道路)と呼ばれています。的に攻められた時に、軍が勢いよくまっすぐに進軍できないように、道にクランクやS字をもうけ、道を直交させないなど、様々な工夫をしていました。

鷲原は下級から中級の武士が住んでいたエリアでした。現在はかつてほど家はないかな…。
日ごろあまり意識しない道でも、江戸時代はじめにきちんと都市計画された道の一部だと思いながら歩くと、また違ったように見えてきますね。

  

  

この日は全行程6キロ、高低差200m。その間おやつもなし。休憩は1回だけというなかなかストイックなガイドウォーキングでしたが、みなさんいい汗をかいていただけたんじゃないかと思います。
ガイドも約3時間しゃべりっぱなしで、心地よい疲労を覚えました。
参加者のみなさま、当日は大変お疲れさまでございました。ここまで読んでくださった方も。

日本遺産センターでは、これからも町歩きのイベントを企画しています。
告知いたしますので、ぜひご参加ください!
それでは!

   

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