投稿日:2016年03月14日
津和野町日本遺産センターに、新兵器を導入しました。
「百景図の絵(複製されたもの)が小さくて残念!」「もっとつぶさに絵を見たい!」というお客さまの声、それ以上に大きなコンシェルジュの声を、今すぐできる形で反映しました。
タブレットとその電波を受けるレシーバーをセットしただけですが、思いの外効果的でした。日本遺産認定後、再撮影した高精細な画像が効いています。
筆の線一本で描かれた、様々な小道具や人影などを多くの絵で発見できました。
栗本格齊さんが書き込んだディテールの細かさに、ほとほと感服です。
鷲原八幡宮の満開の桜の木の下の花見では…。お重やお箸、徳利にぐい呑みといった、現在も使われている「お花見グッズ」のほか「矢立」なども描かれています。
和歌を詠み、その出来を競い合っていたのでしょうか? 何とも風流なお花見ですね。
桜はもちろんソメイヨシノではなく、山桜。現在と変わらない「花見の風景」のように見えますが、細部を見ていくと違いがいろいろ見えてきます。
桜の花が咲くころには、この新兵器を使ってガイドをしたいと考えております。
もちろん「この絵が大きく見たい」というご要望にはお応えしたいと思いますので、ご気軽にお声がけください。