センター日記

【津和野歴史】鳴滝神社 

投稿日:2025年10月03日

鳴滝神社は、永仁三年(1294)に潔斎修行の場で山伏の修験場に祈祷所として社殿が建立されたことに始まります。

 「1285年に吉見氏が津和野木部地区に移封されて9年後で、津和野城築城1324年の30年前となります。」

  

津和野百景図 第六十七図 鳴瀧

  

天和二年(1682)亀井玆親候の時代に大国主命、事代主命を勧請して一時「恒産神社」と称された。

その間幾度か修繕され また、崇敬者の信仰篤く明治四年(1871)「奇茸神社」に改められ、降って明治二十八年伊勢神宮より御分幣を奉斎し「神宮さま」とも呼ばれていた。

昭和五十四年(1979)鳴滝神社と定められた。

  

それでは現地に行ってみましょう。

 

津和野駅方面から県道13号(萩津和野線)を鷲原八幡宮へ向けていく途中、津和野警察署の前を左に曲がります。

正面は線路の盛り土で自動車は行き止まりです。

山口線が開通する前(大正10年頃)は、この位置から鳴滝が見えたそうです。

  

突き当りには、「津和野百景図 第六十七図 鳴滝」の立て札があります。

右に線路を越える歩道があります。

  

ここを登ります。

  

手動の踏切が設置されていました。

昨年はなかったはず...

線路を渡ってすぐにそれはあります。

   

山口線は、電化されていないので、電柱も架線もありません。

ちょうど山口方面から特急おきが過ぎていきました。

鳴滝神社です。

現在の社殿がいつ建立されたか調べられなかったのですがトタン屋根なので昭和以降ではないかと思います。

    

  

折角なので鳴滝も見ていきましょう。

  

  

残暑の厳しい日中でしたが、滝のミストで涼しいひと時を過ごせました。

   

  

鳴滝神社について

主祭神

・天照大神(あまてらすおおみかみ)

・水波能目神(みずはのめのかみ)

・大国主命(おおくにぬしのみこと)

・事代主命(ことしろぬしのみこと)

   

例祭日

・十月十七日

  

ご利益

・水を主宰(雨乞い)

    

  

次回も数少ない吉見時代を起源とする神社に行ってみます。

それではまた。

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