投稿日:2025年08月13日
先日もご紹介した津和野踊り体験会に、実際に参加させていただきました。
体験会は、旅館での夕食後の20時からスタート。
会場はなんと、かつて武士が学んでいた藩校「養老館」。歴史ある空間に提灯が吊るされ、盆踊りの雰囲気がふわりと漂っています。
講師を務めるのは、津和野盆踊り保存会会長の山岡浩二さん。
踊りの前には、津和野踊りがどうやって生まれ、どんなふうに受け継がれてきたのかというお話があり、初めての方にもとてもわかりやすく伝わりました。
その後、実際の踊り体験がスタート。
まずは音楽なしで基本のふりつけを確認し、徐々に音楽にあわせてゆったりと踊っていきます。
毎年の津和野踊りが始まる通りに生まれたので、母も祖母も津和野踊りを教える役をしていたので、いつ始めたか分からないくらいです。
まずは黒頭巾の衣装が特徴的なので、そこから注目してもらいたいですね。また古い踊りでテンポや所作がゆっくりとしています。公演会や練習会で細かいところを説明しています。
当日参加頂く場合、たまたま宿泊された方など、この踊りを知らない人がほとんどだと思います。そうしてたまたま参加された方が、興味を持って翌年も来たいと興味をもってもらえるものにしたいなという思いがあります。
今年は踊りの輪が300人になるのが目標です。昨年は200人の参加でしたから、プラス100人が目標です。コロナ前の津和野踊り400周年の時には、500人の方にご参加頂くことができました。それを大きな目標に、今年から毎年100人ずつ増やして500人を目指したいです。
練習会では早い人だと1時間くらいで覚える方もいらっしゃいます。無形民俗文化財とはいえ、あくまで盆踊り大会です。当日参加であれば格好や踊り方は気にせず楽しく参加して欲しいと思っています。当日は津和野コミュニティセンターにてレンタル衣装も用意していますのでよかったらご利用ください。
津和野の夏の夜、ゆったりと流れる音楽の中で、知らない誰かと輪になって踊るひととき。
それは観光以上の「体験」になるかもしれません。
8月15日は、ぜひ津和野踊りにお越しください。
そして津和野踊りの背景や町の文化にもっと触れてみたくなったら、日本遺産センターにもぜひ足をお運びくださいね!津和野踊りの企画展も実施中です。