センター日記

【7月の見どころ】津和野の夏を彩る「鷺舞神事」──今年は時間変更も!歴史とともに歩む伝統行事

投稿日:2025年07月05日

こんにちは。津和野町日本遺産活用推進協議会事務局の舟山です。
今週は、7月20日(土)と27日(土)に行われる「鷺舞神事(さぎまいしんじ)」についてご紹介します。

◆鷺舞神事とは?

鷺舞は、津和野の夏を代表する伝統行事で、日本遺産「津和野百景図」にも描かれている由緒ある神事です。白鷺に扮した舞手たちが、笛や太鼓の音に合わせて町を練り歩き、五穀豊穣や疫病退散を祈願して舞を奉納します。その優雅な姿と荘厳な雰囲気は、訪れる人々を魅了してやみません。

◆私も実は、2年前に警固役で参加しました

移住者である私自身も、2年前に「警固役(けいごやく)」として鷺舞に参加させていただきました。警固役というのは、舞の行列を先導したり守ったりする役目です。真夏の炎天下、ただ立っているだけでも汗が止まらないほどの暑さで、とてもきつかったことを覚えています。

そんな中、舞手の方々はなんと約13kgもある衣装を身につけて、堂々と舞を披露するんです。本当にすごい……という一言に尽きます。

今年は1時間後ろ倒しで実施

今年の鷺舞は、例年よりも1時間遅れての開催となります。暑さへの配慮など、時代の変化にあわせて少しずつ形式を変えていく姿もまた、長く受け継がれる伝統の強さだと感じます。ずっと同じ形で守られているだけじゃなくて、時代に応じて柔軟に適応しながら残っていくものなんだな、と実感しています。


そうした「どう変わってきたのか」という背景を知ることも、歴史を学ぶおもしろさのひとつですよね。

時間変更後ルート等詳細は観光協会HPからもご覧いただけます。

◆センターでは鷺舞企画展も開催中!

現在、日本遺産センターでは、鷺舞神事をテーマにした企画展を開催中です。衣装や道具の展示、百景図の解説など、現地での体験をより深く楽しめる内容となっています。今回の変更のような歴史的変化もぜひ実感してみてください。

企画展詳細

ぜひ、鷺舞神事の本番前や後に、センターにも立ち寄っていただけるとうれしいです!
お待ちしております。

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