センター日記

通りに刻まれた時代の足跡:津和野の武家地と商人地

投稿日:2025年04月21日

 津和野のメインストリートは、武家地であった殿町と商人地であった本町に大きく分けられます。江戸時代にはこの間に門がたてられ隔たれていました。武家地では建物の周りを塀で囲み、入り口に門を構えています。

 現在は、山側に殿町通りと平行に武家地を横断するような道路が敷かれています。この道路が整備される前は、門から山までひとつの大きな敷地が家老の住居とされていました。一方、商人地では、通りに面して建物がたち、お店になっています。古く伝統的な建物であるほど二階が低く、新しい建物になるにつれ背が高くなります。また大正から昭和戦前には洋風の建物も建てられています。

 このようにメインストリートを端から端まで歩いてみると、江戸時代から現在までの建物や町並みの変化をみることができます。

ぜひ通りの建物をチェックしながら散策してみてください。

津和野町日本遺産センターでは、津和野百景図のご紹介だけでなく、津和野観光や文化・歴史のことを常駐のコンシェルジュスタッフがわかりやすくご紹介させていただきます。ぜひ津和野へお越しの際には、日本遺産センターへ足をお運びください!

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