センター日記

【津和野のえっへん・シリーズ】#1 津和野弥栄神社の鷺舞神事

投稿日:2022年07月21日

~京都の祇園祭で途絶えた出し物が
津和野では残り続けている~

津和野といえば鷺舞。

鷺舞といえば津和野。

それくらい有名なので、今回はえっへん#1として選びました!

 津和野に伝承されて480年の鷺舞は、元々は京都の祇園祭から発祥、江戸初期に30年ほど途絶えた時期もありましたけど、長期にわたって継承しているものはここだけです。鷺舞の原形を保っているのは、唯一ここだけなのです!今では国指定の重要無形民俗文化財となっています。

 羽はヒノキの板で出来ており、大変重たく12キロはあります。なぜそんな重たいものを?
実はこの羽は楽器になっているのです。開いたり、閉じたりして音を出しながら舞うわけです。

2羽の鷺をよく見ると… 一ヵ所だけ違いがあります。
そう、くちばしです!
一羽は口を開けていて、もう一羽は口を閉じています。いわゆる阿吽(あうん)ですね。舞の最後のポーズで2羽の鷺が結ばれて、夫婦の鷺になります。

ロマンティックですね ❤❤❤

 毎年7月20日と27日に奉納される鷺舞は、子孫繁栄、五穀豊穣、夏に多い疫病除けの願いが込められています。

今のコロナ状況にピッタリ!

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