センター日記

【津和野のえっへん・シリーズ】#14 津和野百景図

投稿日:2022年12月21日

津和野の「えっへん」
#14 津和野百景図
~ 160年前の幕末の風景を伝える絵図がある ~

  

    

津和野ではなんと、160年前の幕末の風景を描いた100枚の絵図がある。

それが「津和野百景図」だ。

最後の藩主亀井茲監侯の業績をまとめた文書の一つである。

 

藩主の側に仕えたお茶坊主の栗本里治が藩内をめぐり、名所や風俗、食文化などをスケッチしたものを、後に約4年の歳月をかけて百枚の絵と共に、詳細な解説を加えてまとめたもの。

写真が無かった時代にこの百景図は貴重な資料である!

この絵の御蔭でストーリーが生まれ、津和野が日本遺産に選ばれたのだ。

 見ていてすごく面白いで~(津和野弁)

現在の風景と比べたり、江戸時代の人たちは何を大切にして、どう生きていたのか!

藩主が出たり奥方が出たり、時には格斎らしき茶坊主が登場したり。

幕末の動乱期にかかわらず平和な景色ばかり。(玆監侯がいかに名君かが伺われる。)

当時の景色と今の景色がほとんど変わっていない。ゆえに津和野の町歩きはこの百景図を歩いていることになる。

  

今ではGPSを使って、百景図に描かれた場所を地図で見ながら、めぐる事ができる。

当センターは「津和野今昔~百景図を歩く~」の日本遺産ストーリーを、映像やパネル展示などで解説し、津和野町の旅をより興味深く楽しんでいただくためのガイダンスセンターである。

当センターに来ていただくと、津和野の町歩きが俄然面白くなること請け合いだ。
ぜひ百景図(複製)をすべてご覧いただきたい!

詳しくはサイトをご覧ください ⇩

  

日本遺産 津和野今昔〜百景図を歩く〜|百景図一挙紹介|

  

共有: