投稿日:2022年08月03日
山城としては日本最大規模の石垣を誇る津和野城跡。
目の前にそそり立つ青野山に、津和野の城下町を一望できる津和野城…
「天下一」と呼びたくなるこの風景は、今でも多くを魅力し、さだまさしの名曲「案山子」もなんとこの風景から生まれたのだ。
中世山城の縄張りは南北約2kmにわたる長大な規模であり、近世山城の壮大な高石垣とかつて存在していた山城城郭建築群は日本一の規模といわれている。
中世と近世の山城が一体で両遺構が同居し、中世から近世への変化を見学できる貴重な山城。
石垣や竪堀、曲輪などの遺構も状態がよく、山城としては屈指の規模。
全国にも類を見ない山城です!!
1295年に吉見公(頼直)が築城をはじめ、関ヶ原合戦後、津和野藩主となった坂崎公が高石垣で防備を固めた近世城郭に大改修し、あわせて出丸も築城。その後、亀井家が入城し、城下町とお城の整備と補修も行いつつ、残念ながら明治維新後の1875年に、廃藩置県によって櫓や城門は取り壊されてしまった。
このように長期間活用された城は珍しく、今では国の史跡として認定され、2006年には「日本100名城®」に津和野城が選ばれている。
是非とも晩秋に広がる雲海を見に来てほしい!!