センター日記

【津和野のえっへん・シリーズ】#2 鷲原八幡宮の鳩

投稿日:2022年07月28日

  

津和野のえっへん!#2
~鷲原八幡宮の神額~
八以外に鳩が何羽も

  

 県内で一番古い社殿(1568年設立)がある鷲原八幡宮は、地元では昔から鷲原公園として親しまれている。

実は日本で「公園」という言葉が出てくるのはここが最初らしい!

楼門に入り、古い額の文字を読むと「天保三年公園之射場云々」と書いてある。

天保といえば1830年代、今から約200年も前の事です!なんと造園学の権威吉永博士も述べているので間違いない。

だが公園の漢字の「公」は、私達が理解している「おおやけ」的なものを表しているのではなく、お殿様の「公」と思われる。鷲原八幡宮も稲成神社と同じように、武士専用の場所だったようである。

   

そして今回エヘン#2に選んだのは鷲原八幡宮の両部鳥居にかけてある神額にある。

「八幡宮」

よく見ると、八という字が鳩でできている。

昔、八幡宮を移動させる際に、鳩が道案内をしたという言い伝えから、鳩は「八幡様のお使い」となった。

だから日本国中の八幡さまの八は大体2羽の鳩で描いている。

ところがなんとなんと!よーく見ていただきたい!その下の文字も、なんと沢山の鳩でできているではないか!

数えれば20羽以上いるではないか!!!

見ているだけで、幸福な気分になる。

鷲原八幡宮の魅力はまだまだ色々あって、ここでは語り尽くせない。

戦国時代の社殿がまだ立っている間に、是非訪れて皆さんの目で確かめていただきたい!

  

  

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