投稿日:2016年09月21日
白糸の滝は私の子供の時の遊び場であった。
春につけ、夏につけ、秋につけ、一年中楽しんだ。
ここの滝つぼの下の石をめくると下からちょろちょろとサンショウウオが出てきたものだ。
オオサンショウウオではないから大きくはならない。
イモリに毛が生えたようなものだ。今でもいるのだろうか?
この百景図では、殿様が石段を上った観覧場のような所に腰かけている。
この絵を見た時これはないだろうと思っていた。子供の時にこんなものは見なかったのだ。
先日一人で出かけて行ってよーく見てみた。するとなんとあったのだ。気が付かなかった。
上がってみると岩の上に平い、畳一畳分くらいの広さのスペースがあるではないか。
この絵の通りなのである。お見それしました格斎さん。また百景図に教えられました。
地元の人の話によると、眺め台から谷の向こう側にずっと道がついているということだ。
今の山道の対岸だ。冬になって蛇が出なくなったら是非その道を訪ねてみたい。
左が白糸の滝。右が殿様の眺め所。
ちなみに図の殿様は何を手に持っているのだろうか?
歌のための短冊なら左手のはずだし扇にすると離し過ぎだし。
分からない。
昔描かれた絵や歌を持って滝と比べているのだろうか?
知る人がいたら教えて欲しい。