投稿日:2016年09月18日
49図の橋を渡ると喜時雨の対岸、高田という集落になる。
ここは不思議な集落である。
屋号が面白いのだ。
どんなのがあるかと言えば総門口、本門、屋敷、裏門、千代止め(中留か?ちゅーどめ)、本家、天皇(天王?)、天皇原などなど。
そうしたことを考えれば、何かこの集落には大きな館があったことを匂わせる。
中世吉見氏の頃のものか、近世か、まだ歴史的な証拠が無く定かではない。
この54図にでてくる四方藪、市街図にも出てくるのであるが明確に居場所がつかめないでいる。
何故か市街全図は高田について省略をしている。
この四方藪の場所には、昔和歌で名高い和泉式部が住んでいたという言い伝えもある。
今後歴史的な掘り起しが進めば、この集落の謎が解け、四方藪の場所もきっと明確になるだろう。