投稿日:2017年03月03日
みなさんごきげんよう ♬
津和野もすっかり春めいてきました!
さて、3月19日(日)はSL「やまぐち」号の今シーズン初運行の日です。汽笛の音とたなびく煙が、春の訪れを知らせてくれます。
この日、津和野では「観光開き」としてさまざまな催しが行われます。
津和野町日本遺産センターではまち歩きイベント、題して
「津和野日本遺産ウォーク 春の城下町お宝めぐり」
を開催します!
今年2017年は、亀井氏津和野入府四百周年の記念の年です。
メモリアルイヤーのさきがけとして、亀井氏ゆかりの文化財(=お宝)を、専門家の解説とともに見学していきます。
今回の目玉は・・・
日本地理測量之図」とは、いわゆる日本地図のことです。あの伊能忠敬が測量して作成したいわゆる「伊能図」と呼ばれる地図のこと。
当時、正確な地図は国家機密とされていました。
シーボルトはこの伊能図を海外に持ち出そうとして、国外追放になりました。黒船でやってきたペリーは、実際に自分たちで測量してこの伊能図の正確さに舌をまいた(なぜ持っている?)などと、さまざまな逸話が残っている伊能図ですが、なぜこの太皷谷稲成神社にあるんでしょう?
この伊能図は、堀田仁助という津和野藩士が、藩主に献上し、亀井家が太皷谷稲成神社に奉納しました。(続きは、イベントで!)
畳十八畳ほどの広さがある地図なので、普段は公開できません。これまでも、研究者の方など
には公開してきましたが、一般には「初」公開です。
解説付きで、伊能図を見学するチャンスはめったにありませんよ!
普段は開館していない、太皷谷稲成神社の宝物殿が公開されます。
こちらにも奉納された亀井家ゆかりの品々が数多く展示されています。堀田仁助が伊能図とともに献上した「地球儀」「天球儀」や、幕末期の津和野市街絵図などなど。
解説付きでお宝見学できるのは、このツアーだけ! です。
津和野郷土館は大正10年(1921)に、島根県最初の郷土歴史博物館として開館しました。
現在の建物は、昭和15年(1940)に完成した、その存在が「お宝」です。
郷土館では、吉見・坂崎・亀井の三氏にわたる津和野城主の歴史を今に伝える豊富な資料に加え、人材育成の源泉となった藩校「養老館」に関する資料などを展示していますが、ここでも普段公開していない「お宝」をご用意する予定です。
2017年3月19日(日)
13:30~15:30(SL「やまぐち」号でお越しの場合も参加できる時間帯です)
1000円(税込)
※施設入館料なども含んでいます。
20名
・太皷谷稲成神社宝物殿、郷土館で、専門家の解説
・津和野今昔~百景図を歩く~ 公式ガイドブック
・津和野今昔缶バッチ
・オリジナル解説資料
・コースにちなんだおやつ
13:00~ 津和野町日本遺産センターにて受付開始
13:30 レク・ごあいさつ後 郷土館へ出発
13:45 郷土館着
14:10 郷土館発
14:30 太皷谷稲成神社宝物殿
14:55 参集殿・伊能図(一般公開は初めて)
15:30 鷺舞モニュメント広場で解散
※当日は、太皷稲成神社表参道(約260段)を歩きます。歩きやすい服装、はきものでご参加ください。
※マイカーでお越しの方は、津和野駅横町営駐車場をご利用ください。
集合場所(日本遺産センター)まで約5分。利用サービス券を配布いたします。
一般社団法人津和野町観光協会
電話 0856-72-1771
営業時間9:00~17:00 〒699-5605 津和野町後田71-2