投稿日:2017年02月28日
みなさん、こんにちは。
暦の上では、もうすぐ「啓蟄(けいちつ)」。
土から虫や動物が顔をだし、
生物の動きが活発になる頃と言われています。
農家さんも畑の支度をはじめ、
そんな姿を見ると、
「あぁ、春が来るのだなぁ」と実感します。
ここ数日、暖かい陽射しとともに、
津和野では、春の兆しが見えるようになりました。
殿町通りの役場や公民館では、
梅が見ごろを迎えています。
津和野百景図第十図 「候家庭園の梅林」
お殿様の庭にも見事な梅が咲いていました。
緑色の衣を着ているのが、お殿様。
梅を愛でながら、何に想いを馳せているのでしょうか。
役場の庭には、ほかにも黄色い花やふきのとうが
顔を出していましたよ。
津和野百景図第二十五図 「牧氏の孟宗竹」
このあたり、家老・牧氏の屋敷の裏にある竹やぶでは、
周囲の太さ90cmもの巨大なタケノコが採れたそうです。
河原にある桜並木。
桜が咲くのはもう少し先ですが、
つぼみがふくらみ始めていました。
今年の桜開花予想は3月下旬とのこと。
ちなみに今、殿町通りでは
壁や瓦屋根の補修が行われています。
職人さんがひとつひとつ手作業で直す姿は、
なかなか見れない貴重な光景です。
瓦が丁寧に取り置かれて保管されています。
古い建物を維持するためには、
定期的にこういった手入れが必要なのです。
町の酒屋では新酒が出来上がりました。
冬の朝、造り酒蔵の煙突からは
真っ白な煙が上がっていました。
その頃仕込まれた酒が出来上がったのかと思うと、
季節の移り変わりを感じられますね。
3月19日(日)からはSLやまぐち号も運行が始まり、
本格的な観光開きとなります。
春の兆しを探して、
津和野の町を散歩してはいかがでしょうか?
皆様のお越しをお待ちしています!
撮影場所:津和野町 殿町~本町通り
撮影・文:酢屋
*********春の津和野を写真におさめたら************
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