投稿日:2022年11月09日
お椀を伏せたような青野山は、昔からシンボル的な山として人々の心のよりどころとなっている。
その美しい山容から柿本人麻呂をはじめ多くの歌人・画人の素材となり、津和野特有の地形や景観、文化を育んでいるのだ。
百景図にも最も多く(12回)描かれ、また信仰と対象として崇められ、周囲の集落には祠や祭りが残っている。
日本海沿岸から26km前後の位置にあり、古くは航海の目印として役立ったという。
青野山はマグマがゆっくりと隆起してできたトロイデ式火山。マグマの成因が非常に珍しく、
なんと世界に数か所しか確認されていないのだ!
地下から湧き出る水は飲料水として、また酒造りや米作りの水などとして町民の生活を潤してきた。
麓に広がる火山土壌は水はけが良く、この地方特有の粘り気のある里芋が育つ。
現在では国の天然記念物 ・ 名勝と日本遺産構成文化財として認定された。
片道約1時間半ほどで登頂できて、自然観察のコースとしても多くの人々に親しまれている。
ぜひ登ってみては?
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青野山ライド ・ 電動自転車に乗って自然と一体化する津和野アドベンチャーツアー!