センター日記

【伝統行事を歩く 鷺舞】③ 子鷺と鷺舞、今年の夏 ─ 暑さの中で紡がれる600年

投稿日:2026年08月14日

津和野の夏といえば、8月の津和野踊りと7月の鷺舞。今年も7月20日と27日に、子鷺踊りと鷺舞が執り行われました。今回は、猛暑の中での当日の様子と、鷺舞にまつわる嬉しいニュースを3つご紹介します。

スマホもオーバーヒート?記録的な暑さの中で

殿町通りで鷺舞の動画を撮影しようと、ベストポジションでスマホを構えていたのですが、前奏の3分が経過し、いよいよ動き出すというタイミングで、スマホがオーバーヒートにより撮影中断……。暑さの影響がまさかこんなところにまで及ぶとは思いませんでした。年々暑くなっていく中、踊り手をはじめとする文化の守り人の皆さんには、本当に頭が下がる思いです。

弥栄神社で奉納された子鷺踊り

暑さ対策として、子鷺踊りは会場を町民体育館・弥栄神社・鷺舞モニュメントの3か所に絞り、鷺舞は例年より1時間遅い16時スタートに(昨年から実施)。そのおかげで、多少涼しくなった弥栄神社では、無事に動画の撮影を行うことができました。

殿町通りで舞われた鷺舞

鷺舞にまつわる3つのニュース

今回は、鷺舞にまつわる嬉しいニュースを3つお届けします。

  • ①大阪・国立民族学博物館から展示の相談:大阪にある国立民族学博物館から、鷺舞の展示に関する相談がありました。同館には鷺舞の衣装が所蔵されており、1978年に製作されたものが現在展示されています。お近くにお住まいの方は、ぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。
  • ②古代出雲歴史博物館が10月にリニューアルオープン:古代出雲歴史博物館(れきはく)が10月にリニューアルオープンします。新しい展示室には鷺舞が展示されるとともに、10月4日(日)のリニューアル記念イベントでは、れきはく初披露となる鷺舞の実演も予定されています。お楽しみに!
  • ③津和野庁舎にミニチュアが寄贈:津和野弥栄神社の鷺舞保存会から、津和野町へ鷺の頭と羽のミニチュアが寄贈されました。平成9年に衣装を新調した際にあわせて作られたもので、ミニチュアながら本物同様のつくりです。「町に持っていてほしい」というお話をいただき、現在は津和野庁舎応接室に飾られています。
津和野庁舎応接室に展示されている鷺の頭と羽のミニチュア

古代出雲歴史博物館のリニューアルやイベントの詳細は、下記の「れきはくジュニアニュース」(PDF)でもご紹介されています。あわせてご覧ください。

PDFれきはくジュニアニュース 2026夏号をダウンロード

小さな積み重ねが、文化を守る力になる

津和野には、多くの文化財・芸能が残っています。これらすべてを守り続けていくことは簡単ではありませんが、何もしなければ、当然なくなってしまいます。私たちができる小さなことを積み重ねていくことが、大切な文化を守る力になると信じています。この記事を読んでくださった皆さんも、身近な伝統・文化を守るための小さな一歩を、一緒にはじめてみませんか。

鷺舞をはじめとする津和野の伝統文化については、津和野町日本遺産センターでも詳しくご紹介しています。津和野にお越しの際は、ぜひセンターにもお立ち寄りください。

コンシェルジュ集合写真
コンシェルジュ集合写真


関連記事→【伝統行事を歩く 鷺舞】① 鷺舞神事とは【伝統行事を歩く 鷺舞】② 舞手として生きる

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